5月29日(金)17:30からパレスへいあん5階「ボヌールホール」において、2015年度通常総会&記念セミナーを開催致しました。来賓として、宮城県・国際経済・交流課長の三坂達也氏、セミナーの講師をも務める仙台市副市長の伊藤敬幹氏、石巻市長の亀山紘氏、そして香港貿易発展局日本首席代表の古田茂美氏にご出席頂き、70名(委任状出席を含む)の出席を得て行われました。小野寺会長挨拶のあと、すぐに議事に入り、大坪代表理事の議事進行により、第1号議案「2014年度の事業報告(案)並びに収支決算(案)及び会計監査について」、第2号議案「2015年度事業計画(案)及び収支予算(案)について」、そして第3号議案「役員の改選について」の3議案について満場一致で可決・承認されました。
続く記念セミナーにおいては、伊藤敬幹氏による「仙台市の香港プロモーションと「クール・センダイ戦略」」と題した講演がありました。同氏は、長年、日本政策投資銀行に勤務し、平成22年より副市長に就任、仙台市の発展に尽力されてきた方です。氏いわく「仙台には素晴らしい地域資源がある。伊達兜(ダース・ベーダ―兜と酷似)、仙台平(GUCCIに劣らず),こけしや玉主塗、仙台箪笥など、また、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者荒木飛呂彦は仙台出身など、多数に及ぶ。また、香港からの宿泊者数は今でこそ1,484人(H25年)と低迷しているが、震災前の香港と定期便が飛んでいる頃は、14,002人(H20年)と大勢の香港人が仙台にやってきた。10年以上にわたって定期便が就航していた実績があった」と。また、続いて登壇した(株)JTBグローバルマーケティング&トラベルの地域コーディネーター・阿部昌孝氏は、「訪日インバウンドの現状、東北の方向性」と題して講演、東北の知名度がアジアで低迷している現状を踏まえ、東日本大震災による影響に対しては、正確な情報の持続的な発信や統一感のある東北ブランドの配信が必要と、また、東北一体となった広域的な取り組みとしては、被災地周遊や新たなルート開発、主要拠点での広域情報の提供が必要などと、5つのインバウンド戦略を提案されました。
終了後、懇親会では、昨年に続いて村井宮城県知事が出席、大坪代表理事の挨拶のあとに登壇、香港の素晴らしさ、そして一日も早い香港定期便化をめざして空港の民営化に取り組んでいることなど、香港との交流の重要性について話がありました。そして、みやぎおかみ会会長の磯田悠子さんの乾杯で幕を開け、懇談となりました。知事の出席もあって、知事と一緒に写真を撮る人など途切れることなく続き、退席までの30分はあっという間に過ぎていきました。その後、アトラクションとして常盤木学園高等学校の生徒さんによる歌と楽器演奏が披露され、参加した会員の皆様も楽しく懇談されておりました。
いよいよ2015年度の事業が始まります。石巻の仙石線開通のイベントを控え多忙な中出席していただいた知事そして亀山石巻市長の激励もありました。宮城の発展の一翼を担うべく、事業を展開してまいりますので、会員の皆様のより一層の御支援をお願いいたします。
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